R×Rロシア復活の象徴となるか

2014年冬季五輪はソチに決定ところで経済効果はどれくらい?

2007.08.09


写真提供/AFP=時事

7年後の14年冬季オリンピックが、ロシアのソチで開催されることが決まりました。聞き慣れない地名ですが、ソチってどんなところ?

「黒海に面するリゾート地です。ソ連時代は栄えていたんですが、連邦崩壊後は国民が自由に外国旅行できるようになったため、ちょっと斜陽になっていました」とは無料メルマガ『ロシア経済ジャーナル』の北野幸伯さん。しかし誘致活動に莫大な金額が投じられる五輪。その費用に見合う経済効果やメリットはあるんでしょうか。

「ロシア政府は五輪の経済効果を約1兆5000億円と見込んでいます。これを機に、ソチ周辺の再開発が進むでしょうね。すでに土地の価格は急上昇しています」

とはいえこの経済効果、取らぬ狸の皮算用の感もありますが、過去の実績は?

「例えば長野五輪での経済効果は2兆3000億円でした(長野経済研究所発表)。新幹線やホテル、大会会場などを作る初期投資で1兆3000億円。運営や建設に従事した方がまた経済活動をするので、その2次、3次波及を考慮すると、投資額の2~3倍の効果があったと。大会運営費も入場料、スポンサーやテレビ放映権、寄付金などの収入でペイできています」(電通消費者研究センターの上條典夫さん)

ただ、五輪のメリットは決してお金で換算できるものだけではない、と上條氏。

「お父さんが子供を連れて競技を見に行く。この文化的効果は何ものにも代えがたい。子供がテレビで自国選手の活躍を見るだけでも自信につながる。社会人だって自国が金メダルを獲得すると、会社帰りに祝杯をあげますよね。それが明日の活力になる」

なるほど。そういえば前出・北野氏も。

「ロシア国民の喜びようは、日本人の私の想像を絶しています。ロシアはソ連崩壊で超大国から落ちぶれ、経済的な苦境が10年続きました。いわばソチ五輪は『ロシア復活の象徴』なんです」

五輪は恵みをもたらすか。これからはロシア株もチェックしようかな。

熊山 准

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