W×Rファンに求められても“丁重にお断り”の真相

宮崎駿監督がサインを書かないワケ

2013.08.29


阿野陽 / PIXTA(ピクスタ)

全国映画動員ランキング5週連続1位(8月12日 興行通信社発表)と、相変わらず大ヒットの宮崎駿監督作品『風立ちぬ』。

じつは、公開のちょうど1年前、宮崎駿監督のアトリエ前のベンチで休んでいると、偶然ご本人とお会いすることができた。

マスコミの前でのインタビューやメイキングDVDなどでの発言で、偏屈な方のように思われがちだが、実際お会いしてみるとそんなことはなかった。非常に優しく気さくな方で、初めてお会いするというのに、丁寧に挨拶を返してくれた。

我慢できず、ついサインをお願いしたが、こちらは丁重にお断りされた。だが、その理由を一緒にいたスタッフの方が、教えてくれた。

宮崎駿監督は、サイン色紙が30万~50万円という高値で取引されていることに、辟易しているそうだ。50万円という金額はすでに「ビジネス価格」であり、ファンのために書いた色紙に値段が付いて独り歩きしていることを、とても悲しんでいるのだという。だから、ずっと以前から国内では一切サインを書かないようにしているのだそうだ。

例外として、東日本大震災の際に行ったサイン会があるが、それには理由があった。

東日本大震災の際、お子さんを対象にサイン会を行ったのは、被災者が、自分のサイン色紙を売ることで多少なりともお金になるなら、そういう形でもお役に立てればよい…という思いがあったためだそうだ。つまり「売ってもいいよ」という暗黙の了解のもとに開催されたサイン会だったのだ。

ところが、現実には偽サイン色紙をオークションに出品している輩がいるという。筆者とて正義感面をするつもりはないが、監督の隠された優しさをうかがうと、なんとも憤りを感じてならない。
(木村明夫)

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